「おにーに、ちょうだい」
と言われてもこっちはわからないわけです。
娘が何やら冷蔵庫を指さして、
「おにーに、ちょうだい!」
と訴えているんです。
「あ、おにぎりか!」と思って与えてみるんですが違うようです。
挙句の果てに泣き出す始末。
まあ、うそ泣きなんですけどね。
必死に泣いて訴えているのでどうにかしてやりたいんですが、
どうにもしやれなくて、
冷蔵庫の中身が届くようところまで抱っこするのを思い立ち、
やってみるがどれにも触れず首を横にふるばかり。
先生と生徒も一緒ですよね。
こちらが説明しているつもりになっても、
共通言語になっていなければ伝わっていないわけです。
ことばって偉大ですね。
上等なことばは要らないかなと思うんですが、
きっとあればあるほど話せる幅が広がって楽しいと思うんですよ。
ことばを大切に、
そして大人になったときにどんな人とも言葉を交わせるように、
言葉を増やしてやろうと思ったという話です。
目の前の生徒たちもね。