2022-01-01から1年間の記事一覧
英作を毎日できることは、君たちが思っているほど普通ではないんだよ。 英作と言う「書く」の完成形を、学年全範囲で、一日も欠かさず。 括弧埋めだったり、並べ替えだったり、その単元のパターンを覚えてどうにかなるものではないからね。 そりゃあ、模試で…
小さな綻びが後に大きなことになることはあって、たった一つのカンニングが自分の力以外に頼る姿勢につながることも、不勉強から来る小テストの点数が全てのことを中途半端で良しとする姿勢につながることも、宿題をしていないことを許すことが何らかの理由…
10年前の教え子が、あのとき9歳だった教え子が会いに来てくれたのは嬉しさ半分、同時に緊張も半分あった。 大人と子どもという絶対的にも近い関係があったあの頃から、いろいろなことを経験し広い世界に触れて成長してきた教え子たち。 随分立派になって嬉し…
3歳の娘には一つ上の従姉妹がいて、会うたびに学んでいるなと感じることが多い。 文字を読んだり、絵を描いたりの能力的なものはもちろん、食事の姿勢やあいさつ、人との接し方までよく見て数日のうちに真似しているようだ。 上の子たちが模範となる存在で…
放っておいても良いんです。 その子の人生はその子のものだから、どこかで頭を打ったり挫折を味わったりすれば良いんですよ。 大人になって、働いて初めて、今までの自分ではいけないことに気付いても良いんです。 ただし、今、目の前で人に迷惑をかけている…
中学生にもなると環境やら何やらで人間が固まってきていて、いつも老婆心かと思いながら少しでも幸せで明るい未来を想像してダメなものはダメと伝えたりする。 たくさんの大学生の採用面接をしてきて、どんな人なら大人になったときに一緒に働きたいかなんか…
3年目から2クラス制、全クラス演習時間、質問BOX、毎日課題といろいろな挑戦をしてきた。 秋からまた一つ試してみることがある。 『二段階ロケット(仮)』 名前がダサいから考えないとだけどね。 生徒たちに挑戦を求めているのだから、こちらが挑み続ける…
娘と妻の寝る前の会話が好きだ。 今までは「おやすみ」「おやすみ」で静かになっていたのだが、最近は「あのね…」で一日あったことの話をしている。 娘がずっと質問をして、妻がずっと答えていることもある。 それを別室で聞いて、密かに笑っている。 だんだ…
娘はメルちゃんの洋服が欲しいらしく、毎日こつこつとお金を貯めている。 欲しいお菓子があるときにも「お菓子か100円を貯めるか」と妻に聞かれて、そっと棚に戻しているらしい。 大きなものを得るためには節約と貯金が大切だと理解するにはとても良いシステ…
中学3年生や高校生にもなった子どもの、甘えからくるゲームに付き合っていてはいけない。 子の怒り表現に対して、それを収めようとあれやこれやと機嫌を取ることをするから独り立ちできない。 怒りを表現すればどうにかなると。 心配になる気持ちがあっても…
今朝、ついにAlexaに娘の言葉が通じるようになってしまった。 「Alexa、パウパトロールかけて!」 よく見ている、見られている。 トイレの使い方、手を洗うかどうか、挨拶はしているか、言葉遣いは? やはり親の在り方ひとつなのだなと背筋が伸びた朝。
生徒も全員帰って、講師たちも全員帰って、外にも車がチラホラになった教室で、ダラダラ音楽を聴きながら、今日一日に想いを馳せる。 毎日毎日山あり谷ありで、それでも私も講師たちも生徒たちもご家族の皆さんも、みんな必死に人生を生きている。 最高に贅…
私は生まれ変わってもと思うくらい故郷が好きで、誇りに思っていて、できれば娘もあんな環境で育てたいと思っているけど、一つ大きな問題が。 教育格差。 恩師は皆良い先生ばかりだったけど、学力を伸ばすというものではなく、予備校なんて無く、最寄りの塾…
朝の決まった時間になると娘がシールを持ってくる。 シールで学ぼうってやつ。 書くものや塗るものも沢山あるけど、もはや生まれつきじゃないのってくらいシールが好きだからシールで学ぼうを10冊くらい揃えた。 ちえ・かずなど色々あるのね。 シールが好…
高校の過去問を、しかも10年単位で解いていると求めている生徒像が見えてくる。 今年は京都の御三家と言われる高校に触れる機会があったから、3者に明確な違いがあることに気づくことができた。 自校作成の上位校ほどメッセージ性が強いのは大学も同じだ…
洛南高校に合格した生徒に、この一年についてインタビューをさせてほしいと頼んだ。 できれば後輩たちにも何か伝えてほしいと。 彼女はにっこり微笑んで照れてはいたが断るそぶりは無い。 そういえば、一度も断ったことなんて無かったかもしれない。 こちら…