今日は、
テスト前の最終日曜日ということで、
オンラインで開校している。
生徒たちにはあらかじめ、
朝2時間か午後4時間のどちらかには参加と伝えていた。
彼らを試すというわけではないが、
どうするかを見てみたかった。
午前のみ、
午後のみ、
両方。
どれを選んだとしても、
何かを言ったりはしない。
今回のテストが終わったあとに、
それまでの自分を振り返って、
それぞれの今後の『一心』が変わってくるだろうと思ったからだ。
昼からは中3生を中心に集合。
受験生はそうでなくちゃ。
その中に一人、
中1生がいる。
中1の彼がいる。
彼だ。
もし、彼が「やめます」と言っていたらどうしていただろうか。
— 進学塾 湊 -みなと- (@19_minato0828) 2020年7月1日
唯一本人の意志が曖昧なまま入塾した生徒。20分間の沈黙の後、彼の口から「やります」と。
昨日まで「無理」と言っていた彼はその瞬間に消えた。明日からは他の子たちと同じだけ勉強するらしい。
大切なのは自分で選択するということ。
中3生に交じって、
何やら必死に数学をしている。
様子を見ていると次は社会に切り替えた。
暫くすると、
疲れたのかごろんとなっている。
でも、
また座りなおして問題に向かった。
彼にも、
日曜日はどちらかで良いと伝えた。
朝もいた。
そして、昼からもいる。
できるようになりたくない子なんていない。
できるようにするかどうかは大人次第だ。