塾が大きくなってきて、
教務以外の仕事が増えてくると、
なんだかなぁ、
つまんない授業が増えてくるんだよなぁ。
見ててもワクワクしないんだよ。
生徒もワクワクしてないさ。
そりゃそうさ、
今日会う生徒たちを想像して、
今日扱う単元に目を通して、
授業をシュミレートする。
「あいつはここでこう返すだろうな…。」
「あの子はこの問題には食いつくだろうな。」
その一つひとつが楽しくて、
予習しているときにもニヤニヤする。
授業で予想通りだと、
もう生徒の前でも意味のないニヤニヤ。
気持ち悪く思われても構わない。
その時間が別のことに奪われる。
ややもすると、授業中も別のことで頭が支配される。
こうなっちゃあ、お終ぇよ。
生徒あっての塾でしょって。
そこが充実してなきゃ、
本末転倒でしょうに。
湊はそうはならない。
そうなるくらいなら、
潔く塾を閉めよう。