授業をしていたら、
生徒たちに声が届いていないと気付くときがある。
そんなときは決まって、
今までの経験をもとに、
テンプレートを口に出しているだけのとき。
幾度となく繰り返してきた単元を、
淀みなく説明しているとき。
流暢で、
とても綺麗な授業。
でも、
その一言一言に伝えようという心が入っていないから、
伝わらない。
響かない。
そんなときは、
少し間を置いて、
「伝える」と強く念じて、
もう一度口に出す。
伝わる。
テクニックとかではなく、
そういうものなんだと思う。